ゴルフクラブには、有名メーカーが作っているクラブ以外に、いわゆる、地クラブ、というものがあります。 地、というのは地元、その土地、といったような意味です。 でもそんなクラブ見たことも聞いたこともない、という人もいるでしょう。普段、ゴルフクラブを見に行くときに大型店舗にしか行ったことがない、という人は出会えないのです。 地クラブは、小規模なお店や工房から直接販売するような売り方をしています。 大きく展開しない代わりに、品質にこだわって一つ一つの性能を高めていくというようなやり方をしているので、その分単価も高く、しかしお客さんの細かな要望にしたがった製品を使うことが可能になります。 また大手メーカーだと収益に関して強く考えなければならないので、使える素材を限定したり、価格設定に関して敏感ですが、地クラブは作る数が少ないため、幅広くいろいろなパーツを扱えます。
地クラブは、高反発クラブに関してもうまくやれます。 高反発タイプは飛距離が出やすくなるのですが、飛距離が出すぎるために2008年に高反発クラブはゴルフ協会から規制が入りました。ゴルフコースのバランスを崩すほどの飛距離効果が出てしまったからです。最近になってやっとゴルフ協会から、競技外では使ってもいいのではないか、というニュアンスの言葉が出ましたが、依然として競技では使えません。 その点、地クラブだと細かなセッティングをしやすいので、高反発規制ギリギリまで調整をし、高反発効果と飛距離を極力残したままのクラブ、というものも作ることが可能です。 すべての地クラブメーカーが素晴らしいというわけではないですが、高価で、性能が悪ければそうそう生き残れませんので、評判の良い地クラブメーカーは、相当信頼できるといえます。
ただ、地クラブを疑問視している人もいます。 その中に多い根拠は、プロが使っていないだろう?という意見です。誰よりも勝ちたいのがプロなのに、プロが地クラブを使っていないのはおかしいのではないか、ということです。 しかしこれは誤りです。 まず、プロでも使っている人はいます。 そしてプロで地クラブを使っていない人が多いのは、プロの場合はスポンサー契約をして、ゴルフ活動を円滑に行いたいということがあるので、単純にクラブメーカーを選べない部分があります。地クラブメーカーが契約金を出すのは難しいからです。 ですから、飛距離が出やすいというメリットなど、アマチュアならばスポンサーに関しては考える必要がないので、気になる地クラブはどんどん検討していって見るといいでしょう。 大手メーカーでは出会えなかったような、高反発タイプで飛距離が出るもの、スピンがかけやすい、弾道が気に入ったクラブ、が見つかるかもしれません。
取扱い商品
第一ゴルフについて
第一ゴルフ公式ブログ