高反発ドライバー、というものがあります。
名前の通り、反発力を高めた、反発係数を高めたドライバーで、ゴルフクラブメーカーの研究開発の中で作られていったものです。
反発力が高いので、わかりやすくボールが飛びやすくなっていったことでどんどん飛距離が伸びるという結果がついてきたので、プロゴルファーも利用するようになっていったのですが、そこでゴルフ協会から反発が起こり、高反発ドライバーは使えなくなりました。
理由としては、ゴルフコースには決められた打数があり、それにそった配置でバンカーや池などコースをつくっているのに、それらを無視するような飛距離が出るようになってしまっては、ゴルフコースに意味がなくなってしまう、といったような主張です。
それから規制ができ、ゴルフコースでは使ってはいけないことになりました。
ゴルフ協会の規制は、競技だけではなく、プライベートなゴルフまで対象としているものでした。ですから、ルールにそったプレイをするなら、プライベートでも高反発ドライバーは使用してはいけないといえます。
しかし実際は、ゴルフに行って、高反発ドライバーを使うプレイヤーは多くいます。競技でなければコース上で止められることもありませんし、さらにゴルフクラブメーカーが、あらためて高反発ドライバーの発売を始めるようになったのです。新製品が出ています。
それが発売禁止になることもなく、ゴルフ協会としても、当初の主張をやわらげて、いろいろな人がいろいろな理由で楽しんでいるわけだから、といったような言葉を発表するようになりました。アマチュアのプレイに関しては容認するということなのです。
そもそも、プライベートなゴルフまでも規制するようなことがおかしかった、ともいえるでしょう。
友達同士のゴルフで、厳密にやりたい人もいるでしょうが、ちょっとクラブの貸し借りをしたり、クラブの数を多く使ったり、といったルール違反まで目くじらを立てるなよ、といった意見は理解できるものです。ルールはルールのためにあるのではないのです。
また高齢化して、以前のようにドライバーで飛ばせなくなった人ががっかりしてゴルフをしなくなるよりも、高反発ドライバーで若かったときのことを思い出すようにプレイできた方が楽しいでしょう。メーカーは新しいクラブを買ってもらった方がいいですし、プレイヤー人口が増えればゴルフ協会も得です。特に誰も損をせず、得をする人が増える高反発ドライバーですから、競技での使用を除外すればかまわないはずです。
また、それぞれが用意した最高の高反発ドライバーの使用を許可した本気のプロの試合、というのがたまにあってもおもしろいかもしれません。
取扱い商品
第一ゴルフについて
第一ゴルフ公式ブログ