おはようございます。
第一ゴルフ堺店（大阪）です。
高槻市からお越しのU様が、
アイアンシャフトのスチールファイバーシャフトに興味を示されました。
この方はエポンやカムイ等、
高性能カスタムクラブを過去購入されており、
違いの分かるゴルフ大好き、クラブ大好きなミドルエイジのお客様です。
スチールファイバーシャフトは、
スチールとカーボンをコンポジットさせた
いわば未来のシャフトです。
日本でも過去試みられましたが、
耐久性に問題があり、消滅しました。
が、その時の高性能はいまだに伝説となっています。
昔の日本の作り方は
スチールシャフトの表面にカーボンシャフトを巻くものでした。
スチールファイバーは違います。
カーボンシャフトの上に、
マイクロファイバーのスチールを巻き上げるもので
現代にハイテクでしか成し得ない品物です。
どうしてスチールとカーボンのコンポジットが良いのでしょう？
スチールはその存在感、ねばり、扱いやすさで群を抜いています。
軽くするとねばりがそこなわれるのです。
一方カーボンは飛距離において圧倒的ですが、
扱いやすさで昔から手こずる為、
ボロンやケブラー等を配合してきましたが、
高価すぎて消滅していきました。
扱いやすさ、つまり「方向」と抜群の「飛距離」
その相反すると思われていた２つの要素が、
スチールファイバーにより同時に体得できるのです。
たくさんのプロが愛用しはじめ、そして勝利しています。
ただしここでも１つ問題があります。
このスチールファイバーシャフトは、
とてもデリケートなのです。
そのくせをすべて熟知したクラフトマンが組み立てないと
アイアンでいえば半分以上が扱いにくいとなってしまいます。
打ちやすく味付けする為のノウハウが必要なのです。
（KBSシャフトのように、いか様に組んでも、誰が組んでも
振りやすいシャフトもありますが）
かなりの情報を駆使して時間をかけて
第一ゴルフで組み上げれば大丈夫。
職人は手間取る為、難儀してますが、
お客様には無縁の事です。
が、安いからといって他店で組んだスチールファイバーシャフトが
扱いにくいと言われても当局は一切関知しませんのでそのつもりで、
と申し上げておきましょう。
U様は少し前にエミリッド・バハマのドライバーを購入され、
TRPXのAIRシャフトとの組み合わせでお気に入りだったせいもあり
同じブランドのエミリッド・バハマB-701にヘッドは決定。
グリップはお好きなNO1グリップで
とても素敵なクラブが出来上がりました。
このヘッドはもちろん軟鉄鍛造で打感良し、
構えて良し、飛距離良しの優等生です。
お洒落なU様は
ソールにご自身のラッキーカラーであるライトブルーを入れて完成です。
第一ゴルフはこだわりのあるゴルフ大好きクラブ大好きな方が
U様のようにご遠方からでも来ていただける店づくりを心がけております。
U様ありがとうございました。
第一ゴルフ堺店
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