EPON(エポン)はOEMメーカーの遠藤製作所の自社ブランドです。
余り聞かない名前かもしれませんが、ゴルフ業界に携わる人間であればだれでも知っている有力企業。
大手ゴルフメーカーの評判の良いヘッドの多くが遠藤製作所製の事が多く、大手ゴルフギアメーカーの営業マンも遠藤製ですと自信をもって営業する程の技術力を有したメーカーです。
自社ブランドであるEPONは高額ですが高度な技術を盛り込み一切の妥協をせずに造られています。
熱し、叩き、成形する。さらに、熱し、叩き、成形する。
結晶が微細化し、組織は繊維状になり鉄はより強くなり、
より粘りを増す。
古の刀工から伝わる日本の伝統工芸「鍛造」は、
まさに「鍛えて造り上げる」技術。
一切の妥協をせず、ひたすら鉄を鍛え続ける。
熱し、叩き、成形する。熱し、叩き、成形する。
確かな到達点と、その先にあるものを求めて・・・。
エポンゴルフのアイアンは軟鉄のよさを最大限引き出すように作られています。
厳密な温度管理のもと加熱された丸棒素材は、粗鍛造から仕上げ鍛造まで数工程をかけて鍛造され、アイアンヘッドの形となります。
自社制作による精密鍛造金型により、この段階で形状、表面肌は完成品とほぼ同等に仕上がっています。
その後、ロゴマークやスコアラインをプレス製法により打刻し、角度調整、仕上げ研磨、メッキを経て完成ヘッドとなります。
打感の良さを味わうことができるのが軟鉄鍛造アイアンの最大の特徴です。
さらにこれに加えてエポンゴルフのアイアンは蓄積された鍛造ノウハウから打感だけでなく、構えた時の自然な美しさを追求しています。
また、飛距離を追求したポケットタイプアイアンには、高反発素材を用いたフェース板を溶接ロボットによる精密レーザー溶接により軟鉄ボディと溶接しています。
スコアメイクにおいて重要なポイントとなるウェッジは軟鉄鍛造製法だけでなく、表面仕上げにもこだわり、ニッケル・クロムメッキ、銅メッキ、ビンテージを呼ばれるノーメッキ仕上げなど多彩な表面仕上げによりお客様にベストマッチしたクラブをご提供いたします。
エポンゴルフのウッドはチタン合金を素材とした全身鍛造製法です。
フェース、ソール、クラウン、ホゼルすべてを鍛造製法により形づくり、溶接ロボットによる精密プラズマ溶接により接合しています。
フェースはFEMシミュレーションを駆使し、反発・たわみエリアが拡大されるよう設計された偏肉構造を丸棒鍛造製法により実現しています。
ソール、クラウンは1.0mmを下回る板材を精密プレス製法により形作り、さらにケミカルミーリングにより部分的な薄肉化加工を行っています。
これらの製法により余剰重量を最大化し、重心位置、慣性モーメントの最適化を図っています。
エポンゴルフのウッドは全身鍛造製法によりフェース反発エリアの拡大、ボディの薄肉化によるたわみ量拡大により、圧倒的な飛距離の向上を実現しています。
エポンゴルフは様々な鍛造製法を組み合わせることによって、極めて精密な鍛造品を作り上げています。
アイアンの形状を決める「マスターモデル」をそのままに形作ることを可能とし、極めて研磨量を減らし、人の手によるバラツキをなくしているのです。
つまり、卓越した鍛造技術により作り手の感性までも正確に再現しているのです。
エポンゴルフクラブのマスタークラフトマンチームは国内外の有名ツアープロのクラブを多く手がけています。この中でさらに選び抜かれ、洗練したモデルをマスターモデルとして採用しています。この選び抜かれたマスターが、CAD3次元データに基づき作り手の感性と魂までもが忠実に金型へと導かれるのです。
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